なにか最近インターネットを見ていると、「Voyage MPD」という見慣れないものが一部で話題になっているようです。これ何かと言うと、PCで動作する音楽再生専用のLinuxディストリビューションのようです。元々MPDというLinuxの音楽再生ソフトの音が良いらしいということで、余計なソフトをそぎ落とし音楽再生専用に特化させたものが、Voyageというディストリビューションという認識で良いのかな。
 具体的にどんなものかというと、とりあえず動くPCにVoyage MPDをインストールすると、ネットワークトランスポートになるというものです。なにせ元がPCなので、そのままでは音を出すことができないため、基本的にUSB-DDC・DACと組み合わせて使うようです。
 まず必要なもの
1.i386もしくはamd64系CPU搭載PC 見た感じではARM用とか無い模様
2.サウンドデバイス 基本的にはUSB-DDCもしくはUSB-DAC
※Windowsの専用ドライバ等必要無いものは動くはず。専用ドライバを使う物は動かない可能性あり。Hiface EVOは動かない。
 ちなみにPCに関しては
http://linux.voyage.hk/voyage-mpd
こちらの本家サイトから「Voyage MPD Starter Kit」を買えば、インストール済み状態で手に入ります。$136で今の円高なら1万ちょいで手に入ります。海外通販でもちろん英語だけどNe!
 Starter Kitで使われているM/Bは日本でも売られており、値段は上がりますが購入できます。この場合は自分でインストールする必要があります。
 で、私は適当にATOM搭載小型PCで安いやつをゲット。ついでに容量は少なくて良い(1Gあれば十分)ので、安いSSDも買い、これにインストールすることにしました。2品で1万ちょい。
 まずインストール方法ですが、やって見て分かったことが、意外とUSB接続のDVDドライブからのブートには、対応していないということ。恐らく1番楽なのは、USBメモリからブートすることです。こちらは最近のPCで対応していないものは、無いと思います。
 まず本家サイトから「Voyage-MPD~.iso」というイメージをダウンロード。
http://unetbootin.sourceforge.net/
 ここからUNetbootinというソフトをダウンロード。UNetbootinを管理者権限 で起動し、isoをUSBメモリにインストール。
 USBメモリをVoyage MPD用PCに差す。ついでにネットワーク接続用にlanケーブルと一応USB音楽デバイスも差す。起動するとUSBメモリからVoyage MPDが起動する。しない場合はBIOSからUSB起動の順位を上げておく(内蔵HDD等より上に)。
 実際のインストールに関しては、他に素晴らしいサイトがあるので、割愛。
 設定も基本的にそちらのサイトの通りで良いのですが、一つだけハマッたことが。
 そのままでも使用はできるのですが、「MPC」のコマンドが一切使えません。例えば「mpc version」でバージョンチェック等が出来ません。サイトの方は当然のことすぎて書いていないのか、環境に依存するのかは分かりませんが、mpcコマンドを使うためにはネットワーク設定ファイルが必要です。
/etc/hosts             127.0.0.1 localhost
/etc/resolve.conf         nameserver 127.0.0.1 ←ルータのIPアドレスを入力
これらは私の場合には最初は存在していませんでした。この二種のファイルをテキストエディタ(vi等)で作成し、右の内容を記載して上げることで、mpcコマンドが使えるようになりました。
 さて肝心の音質なのですが、Wave Flie PlayerとKMPlayerの二種と比較してみました。う~ん確かにVoyage MPDはこれら二種と比べても、より音がクリアに聞こえます。個人的にはWave Flie PlayerとKMPlayerの良いところを足して、更に解像度が上がった感じ。評判になっているのも頷けます。
 ネットワークオーディオ用LANケーブルが1万オーバーで売られている現状、1~2万の投資でこれだけの音質改善がはかれるのであれば、十分ありだと思いました。
 問題としては、やはりLinuxであるということ。難しいとはまでは思いませんが、解説サイトを回り調べていく努力は必要になると思います。Linuxに慣れている人なら余裕なんでしょうね~。
という雑誌が発売されていたので、買ってみました。
 一応期待通り、ネットワークオーディオ機器、PCオーディオ関連機器が幅広く紹介されており、その辺に不満は無かったです。
 変わり種としては、USB接続の間に挟む機器なんてあるんですねぇ。アコリバのものはUSB2.0すら対応してないってことで、今出る割にはえらい古くさい仕様ですが。
 Net Audioということで、中にはNASやLANケーブルによる音質の違いなんてのもありました。…変わるのかなぁ。さて、私も長年PCを使っており、ネットワークのことも多少は分かります。LANケーブルなんて試すなら是非無線LANも調べて欲しかったですwただネットワークプレイヤーに無線対応のものがそんなに無いかな。あとLANケーブルやNASが音質に影響を与えるというならルーターの方が余程音質に影響を与える気もするのですが。なにしろ必ずルーター経由になるわけですし。一部ルーターだけでも試して欲しかったなぁw

 ちなみにUSB-201は全くその後音沙汰無いわけですが、一つ思ったことが。カタログスペックでは192KHz対応になっています。現状192KHzに対応しているものは全てドライバが必要です。となると…ドライバソフトに手こずってるんじゃないかなぁと思ったりも。

DSDファイルがダウンロード出来ても、結局のところSACDを買って聞くのと変わらないと思っていましたが、AudioGateがフリーダウンロードになるとか。このソフトだとPC上でDSDファイルが聞けるらしいので、大分ハードルが下がることになるのでしょうか。でもSACDって基本デジタル出力不可(個人的にはここが最もSACDのダメな点)らしいけど、PC上で再生できるならデジタル出力も当然可能になるはず。単純に再生できるって話でも無いのかなぁ。

 ネットワークオーディオに求めるものは音質以外にも、使いやすさが重要です。現在日本の音楽配信のようにDRMガチガチだとネットワークオーディオを楽しめません。このクソ仕様が改善されて、お手軽に楽しめるようになって欲しいものです。
 ちょっと興味あったので、AudioMachinaのCRMを試聴させてもらいました。ちらほらレビューは見たのですが、書いてある内容そのままと言った感じでしょうか。とんでもなく素直にふつーに聞こえるようになるスピーカーだと思います。かなり鳴らしやすそうでアンプもあまり選ばないのではないでしょうか。ただ、試聴のアンプはあまりパワーが無いタイプだったのですが、それで不足は感じないものの、あえてもう少しパワーのあるアンプで聞いてみたかったところではあります。
 値段が値段だけに、とても万人向けでは無いのですが、せまい日本の住宅事情にあった、魅力的なスピーカーだと思います。
 一つ気になったこととしては、少し聞く位置が変わるだけで、それなりに聞こえ方が変わります。たとえば、立つか座るかでも音の感じが違うんですよね。その辺はセッティング次第でしょうか。
 いつかはこんなスピーカーを置いてみたいものです。

 そういえばヤマハとマランツがネットワークプレイヤーを発売するんですね。ちらほら出ていたのですが、全部?外国製だったので、国産プレーヤーの登場により、日本国内でも普及するといいなと思います。
 音質は当然ですが、その他にネットワークプレイヤーの大事な点として、操作性と使い勝手もあります。使いやすいUIとなるべくいろんな環境で使える事もキモとなるでしょう。
 このような場末の日記を読んでくださっている人から、リクのようなものが来たので、試してみました。
 普段はUSB-101からDACにつないで、SM-SX10のアナログ入力という流れなのですが、今回はUSB-101から同軸で直接SM-SX10につないで聞いてみることに。
 う~ん…。以前SM-SX10のデジタル入力を使ったことはあるのですが、その時感じた印象と変わらないですかね~。とにかくそっけない。味付けがないと言えば聞こえは良いのですが、なにかこうパサパサ乾燥した印象を受けます。
 USB-101の特徴として、インフラノイズの味付けがあるのですが、その味付けを削いじゃってる感じですかねぇ。私としてはSM-SX10はDACを通して使うものという認識です。
 クロックを搭載したSM-SX10は高解像度、ハイスピードで小気味よく鳴らしてくれるのですが、そこに彩りを添えてくれるのがDACだと思っています。
 機器もつなぎ方によって、色々鳴り方が変わってくるのも、オーディオの楽しみだと思います。気分展開につなぎ変えてみるのも、新鮮で良いかも知れません。
 まぁ使っていても「Vistaで良かった」なんて感じたことは、ただの一度もなかったわけですが、今回はVistaが良かったと思えたことでも。
 PCオーディオも色んな要素があるわけですが、プレイヤーの差について聞いてみることにしました。
 比較してみようということで、三種のプレイヤーを使ってみました。「ulilith 090708版」「foobar2000」「AIMP2」の三種です。
 まずulilith。使いやすく、なおかつ音質の評価も得ていたlilithの後継プレイヤーです。良いところはそのままに、バージョンアップした感じです。音質の方もlilithの傾向そのままという印象です。割と柔らかみがあり、聞きやすいと感じました。
 次にAIMP2。こちらも使い勝手が良いプレイヤーです。音質ですが、ulilithより音のメリハリを感じます。ulilithが素直に柔らかい感じなら、AIMP2はやや派手めのメリハリのある印象です。聞きづらいほどでもないので、こちらも評価を得ているのはうなづけます。
 最後にfoobar2000。こちらはややとっつきにくい、プレイヤーです。まず日本語化されておらず、日本語化したところで英語部分は残ります。個人的にFoobarに関しては、あまり好きではない音です。やや音が固く感じるんですよね。こう、面白みのない固さというか。デフォルトだとなぜ人気があるのか分からないくらいには、個人的には好きでは無い音です。
 が! 、Foobarは豊富なプラグインに特徴があります。その一つに「WASAPI output」というものがあります。これ何かというと、「Vistaに実装されたWASAPI(Windows Audio Session API)を利用して出力する」という代物。2ch見てると、こういうものがあるとの書き込みが。このプラグインを導入して聞いてみると… 全くの別物に。デフォルトの固さが消えて、なおかつ高解像度ながら聞きやすい感じに。いきなり一番のお気に入りに早変わりです。すごいぜVista!
 個人的にも全く必要とは思えないVistaですが、PCオーディオに興味があるなら、Vistaにも価値を見いだせるかも知れません。…いやさすがにこのためだけに、買う気にはなれませんがw
 まず一つめ、インフラノイズからUSB-5が出るようで。以前からアナウンスされていた、音楽再生用USBメモリですな。個人的にはこれで音が変わるとも変わらないとも言えません。聞いたことがないので。ただ高いとは感じますね~。たとえばケーブル類なんかでも音が変わるのは分かるのですが、だからと言ってあまり高いものは買う気にはなれません。この製品が一番残念なところは、容量の少なさでしょうか。この製品を使うような人なら、音源はほぼ確実にWAVか可逆圧縮ファイルでしょう。それで保存すると、4GBだとちと少ないんですよね。最近の相場から考えると16GBくらいは欲しかったところです。試しに買うにはちと高いですし、余程劇的に変わらない限りは手をだしにくいですかねぇ。

 二つめ、今度USB媒体での音楽販売があるようで。MP3って馬鹿なの? しかもCDとかの媒体より値段も高いです。誰がターゲットなんだよ、これ…。普通にCD買ってエンコードすればMP3になりますし、わざわざUSB版を買うメリットが本当に皆無 です。何か誰か止める人はいなかったのかというくらい、意味が分からない製品で、こんなものを発売するくらいなら他にもっとやることはないのかと思います。
なんとなくLINDEMANN USB-DDC
 買っちまいましたよ、ええ!いやーだって気になるやん、やっぱり。
 どうも海外ではオーディオとPCの組み合わせはメジャーになりつつあるようで、PCと接続できる機器がやたら出ている模様。結構高級メーカーも出してきている。この製品もそんな中の一つである。LINDEMANNと言えば、多分一生見ることが無さそうな、高級ブランドというイメージがあるwで、そのLINDEMANNがUSB-101と同類の製品を出したわけだ。
 しかし…。しょぼっ!インフラノイズ製品も弁当箱とか言われてるけど、USB-DDCと比べると遙かに豪華に見えるwいやー見た瞬間買ったことを後悔したくなったwあとそこそこ良さそうなUSBケーブルが付いているのは良いんだけど、短すぎるだろ、これ。さすがにこの長さだと使いにくい。
 まずは仕様の違いでも。
入力端子 USB-101  USB×2  クロック入力×1
       USB-DDC  USB×1
 なぜかUSB-101はUSB入力が二つある。PC二台つなげるということなんだろうけど…。あとクロック入力端子も装備している。これって割と高級機にしか付かないことが多いけれど、USB-101には付いている。

出力端子 USB-101  同軸×1 BNC×1 AES/EBU×1 アナログRCA×1
       USB-DDC  同軸×1 光×1
 USB-101の方は同社のDAC-1の入力端子に合わせていると思われる。でもBNCとか付けられるより光があったほうがありがたいと思う。あとUSB-101はDAC内蔵なので、RCA出力も当然付いている。

電源    USB-101  電源ケーブル接続
       USB-DDC  USBバスパワー
 USB-DDCの方はその小ささもあり、バスパワーで動くようになっている。便利なことは便利だと思う。

 価格差2倍以上ということもあり、USB-101は結構本気度が伺えるけれど、USB-DDCの方はなんか「とりあえず出してみました」感があるwとはいえ、音がダメならブランドイメージが悪化するだろうから、音質もしっかり聞いてみたい。
 で感じたこととしては、USB-DDCはUSB-101と比べて音が素直。解像度は割と近いものがあるような。電源から来る差か、やや力感に劣る印象。
 どちらの音が好みかと言われれば、USB-101なんだけど、価格差と必要な機能を考えると、結構悩ましい選択の気もする。USB-101のDACは必要ないから、価格を下げて欲しいと思うユーザーもいるだろう。USB-DDCはホントに最小限の機能のため、価格は抑えられている。LINDEMANNも低価格とはいえ、一定水準は超えている製品を出してきたように思う。インフラノイズの方は仕様からみても、結構な本気具合だと思う。
 ちなみにワタクシは当然PCオーディオが好きなんだけど、理由としては 音質というより、利便性だったりする。いや、だってCDの入れ替え面倒だしwPCオーディオならば、一旦リッピングしてNASにでもぶちこんでおけば、あとはプレイリスト等自由自在である。何時間も続くようなプレイリストも作れるのである。
 そんな理由からPCオーディオの発展は喜ばしいことだと思います。

なんとなくNmode

2009年2月2日 音楽
ゴホゴホ…今年になって何回風邪引いてるんだよ…。体には気をつけましょう…。

それはともかくNmodeのアンプを聞いてみました。うーんこれはなかなか独特な味わいがありますねぇ。アンプは多かれ少なかれ、特に安物にその傾向があるのですが、精一杯スピーカーを鳴らそうとします。当然じゃないかと思うかも知れませんが、あまり力一杯鳴らされると聞き苦しく感じたりします。
Nmodeのアンプはその辺り、恐ろしく自然にスッと鳴らしているように聞こえます。最初駆動力がないのかと思ったのですが、そうではなく十分な駆動力を持ちつつ、力んだところがまるでありません。
個人的にはかなり良いアンプだと感じました。値段もそこそこなのが良いですね。
 以前サウンドカードのデジタル出力について書いたわけですが、その時すでに商品を注文済みだったりします。それがこの「USB-101」です。モノ的には「USB入力専用D/Dコンバーター」になるでしょうか。PCからのデジタル出力にこだわる者としては、手を出さずにはいられなかったというかw
 で、昨日届いたので早速試聴です。・・・こ、これは!
モノが違う!
サウンドカードと比べるのもおこがましいというかwなんというか圧倒的な解像度、音質ですな~。それでいて個人的には聞き疲れもしません。値段も値段ですが、PC用機器とオーディオ機器の違いを感じさせてくれる一品です。
 100万オーバーのトラポなんてイラネ!とか言ってみたいのですが、あいにく大したトラポを持っていないので、そんなことは言えません。それでも、このクオリティを上回るトラポとなると、なかなかないような気はします。少なくとも自宅のショボいトラポは問題になりませんでした。個人的にはまともなDACを通せばトラポの質はごまかせる気がしていたのですが、全然違うんですな~。
 試したのは
CDトラポ→DAC 
Squeezebox(FLAC)→DAC
USB-101(FLAC)→DAC
の3パターン。
アンプの質が上がったせいか、以前よりSqueezeboxが音痩せして聞こえたのが残念なのですが、USB-101からの音の良さが際だちました。
 発売元のインフラノイズはHPが無い?ようなので、機器の紹介はこちらを
http://art.pepper.jp/archives/001116.html
インフラノイズに問い合わせた答えを載せておられます。
 で、一つ気になったのが「USBメモリの方が音質が良い」というところ。ここまでくると胡散臭く感じるのですが、試してみましたw
 うーん・・・。HDDよりUSBメモリからの方が音が豊かに聞こえる?単なる思いこみなのかも知れませんが、USBメモリからの方が音が良く聞こえた気がします。なんでもこれ専用のUSBメモリも発売するとのこと。ちと高い(2万くらいとか)気もしますが、興味のある一品ですね。
 ちなみに一応DACも付いているので、こちらも使ってみました。これは言われるほど酷くはない気がします。普通に聞けるのではないかと。ただやはり、これを買うのならば別途DACを用意しないと、もったいないとは思います。最大の売りはやはりデジタル出力ですしね。
 ちなみにUSB入力からのD/Dコンバーターとか、これくらいしかないと思っていたのですが、こんなものもあるようで。
http://www.ohbashoji.co.jp/products/dcs/scarlatti-upsampler/
買った人のブログを正座して待っています。

うーん、逆に良すぎてどう使うか悩んだりw

 オーディオも凝ってくると、ケーブルだの電源だの気になったりします。この辺オカルトっぽい雰囲気がプンプン臭ってきますw
 まぁケーブルに関してはオカルトとまでは言わないものの、 金をつぎ込むものじゃないと思います。では電源はいかに。
 恐らく、ものによって効果の大小があるにせよ、 効果はあると言ってよいでしょう。いくつも試したわけでもないので、断言はできませんが、効果の薄いものもあるでしょう。逆に効果の大きいものは確かにあります。まぁ、自分の持ってるやつがえらく効果が大きかったからなんですけどね。
 私の持ってるSM-SX10 SEだと、かなり効果がありました。正直自分でもびっくりしたくらいに。なんというかSM-SX10て、三桁との差を出すためにわざと品質を落としてるのかと思うくらい、手を加えると音が変わるんですよね。
 自分の持ってる機器は効果が大きいのかなんて、買ってみないと分からないのがきついところですが、場合によっては電源は買う価値のあるものではないでしょうか。
 オーディオ機器の中にはケーブルもあります。ピンからキリまで様々で、高額品ともなると恐ろしく高いものもあります。
 個人的な感想としては、「効果は一応あるものの、ここに金をつぎこむなら他にあるだろう」というところです。ケーブルによって音に変化はありますが、スピーカーやアンプなどより遙かに影響が少ないです。あまったお金で揃えるくらいの気持ちで良いのではないでしょうか。
 オーディオに興味を持ち、ちらほら持っていたりするのですが、感じたことでも。
 オーディオ機器というのは、おおざっぱに分ければ、スピーカー部・アンプ部・プレーヤー部になると思います。音を出すためにはこれだけのものが必要なわけですな。スピーカーは音を実際に鳴らすところ、アンプはスピーカーを鳴らす力を与えるところ、プレーヤーはアンプに音を送り込むところと言った感じでしょうか。
 で、どこが一番重要かと言われれば、多くの人も言ってますが、やはりスピーカーとなるでしょう。実際に音を鳴らすのはスピーカーである以上、他がどんなにすごくてもスピーカーがダメなら結局はダメです。一番に決めるとしたら、スピーカーになるでしょう。
 スピーカーが決まったら、次はアンプになりますね。アンプはスピーカーを鳴らす力を与えるので、ここがしょぼいとせっかくのスピーカーも力を発揮できなくなります。スピーカーを存分に鳴らせるアンプを選ぶことになるでしょう。
 最後にプレーヤーでしょうか。源流となる部分なので、もちろん大事なのですが、順序的には最後にした方が良いと思います。
 オーディオばっかりは趣味の世界なので、買うときはなるべく実際に聞いた方がよいですね。他の人が褒めてても、自分には合わない可能性もあります。オーディオショップにはある程度の傾向があると思いますので、自分の傾向にあったショップが見つけられれば幸せかも知れません。
 最近お気に入りのSqueezeboxですが、なんか買いにくくなったようで。Logitech(日本ではLogicool)が買収してるので、ひょっとしたら日本でも買えるようになるかも知れませんが、現状では手に入れにくくなったようです。
 それはともかく、音質面も結構満足していたのですが、本職CDトラポと比べるとどうなの?とふと思い、聞き比べてみることにしました。
 Squeezeboxの方は、コーデックにFLACを使用して、SlimServer in 玄箱から無線LAN経由して、SqueezeboxからDACへ。CDトラポの方はそのままDACへ。
 聞き比べてみると…一応違いますな。やる前は違いが聞き取れるかな?と思っていたのですが、実際は違いは分かりますね。
 Squeezeboxの方はやや繊細、透明感はこちらの方がある気がしました。対してCDトラポの方は力強い印象。力感があります。
 まぁコーデック、ケーブルが違うので全く同じ条件ではないのですが、差はあるという結論になりました。こうなってくるとTransporterも気になってくるところなのですが、さすがに値段が違いすぎて手を出す気にもなれず…。SqueezeBoxの便利さに慣れると、CDの入れ替えが面倒くさくて仕方ないものの、CDトラポの価値も再認識させられた結果となりました。
 一部で評判の鎌ベイアンプを買ってみますた。いや、全く必要ないものなんですけどね。なんかこう、興味があったというかw
 品物としては、なんと5インチベイに収納可能という、ヘッドフォン出力端子付きプリメインアンプとなっています。サイズはともかく、値段はプリメインアンプとしては最低クラスのものだと思います。
 では感想でも。とりあえずいくら5インチベイに収納可能と言っても、入力端子は後ろにある以上、外に出して使う方がいいでしょうな。収納しちゃうとケーブルの取り回しが不便すぎます。余程スペースがないとか、コンセントが足りないとかいう状況でも無い限り、外に設置したほうが便利。
 とりあえずスピーカー出力でも。…思ったよりしっかりと鳴るとは思います。少なくとも、小型のスピーカーなら力不足は感じない。この辺デジタルアンプらしい駆動力でしょうか。しかしまぁ、音質とかに関しては言わぬが華というものでしょうか。感じ的には、デジタルアンプを聞いたことが無い人が想像するデジタルアンプの音、という印象。一言で言うなら、実に安っぽい音というかw
 生意気にもヘッドフォン端子もついているので、そちらでも試聴。…フッ、所詮おまけだよな。期待もしてなかったけど、さすがに酷いよな、これはwまぁヘッドフォン端子に関しては、他に聞く方法が無い、とかいう状況でも無い限り使わない方がいいでしょう。
 個人的にこれが最もダメな点としては、PC用をうたってるクセに、小音量のボリューム調節が全然使えないということ。PC用なら必然的にニアフィールドで聞くことになるので、小音量を意識して欲しかったです。一目盛りでえらく音がでかくなります。これだけはなんとかして欲しかったですねぇ。
 このアンプの使い道としては、どこかからミニコンポ等をもらった時とかでしょうか。PC用に使いたいけど本体は邪魔、とかいうときにミニコンポのスピーカーとこれを繋げるとか。とりあえず音がでれば良いや、とかいう人にとってはこの価格はとても魅力だと思います。デジタルアンプらしく、最低限のパワーは確保されてますので、小型スピーカーくらいならこれで十分鳴らすことが出来るのではないかと思っています。

なんとなく1bit

2007年5月5日 音楽
 なんかシャープがピュアアンプから手を引くそうで。個人的には結構いいものと思ってるので、所感でも。
 SM-SX10は比較的手を出しやすい価格帯で発売された、ピュアアンプです。デジタル特有の駆動力はもちろんなのですが、これのよいところはきめ細かく増幅してるように感じられること。なんというか出てくる音がすごく丁寧ではっきりしている印象を受けます。
 わりとしょぼいソースから音を出すと特に感じるのですが、しょぼいソースならそのソースなりにきちんと増幅している感があります。個人的に他のアンプだと、なかなかしょぼいソースなりに増幅はしてくれないように聞こえます。
 まぁ人気があまりないから手を引くのでしょうが、受けなかった理由としては出てくる音がそっけないからでしょうか。丁寧には感じるのですが、出てくる音は悪く言えば無味無臭、少し味がないですね。アンプは結構独自の音作りをしているものも多く、従来のオーディオマニアには、この辺りが受け入れられなかったのかも知れません。これが300とかになると、音作りをしているのですがいかんせん高く、なかなか手が出る値段ではありません。
 個人的には単純に「音の増幅」という観点から見れば、かなり高いパフォーマンスを持っているアンプだと思います。音の色づけが欲しければ、DACに凝ってみるのも良いと思っています。デジタルの駆動力、立ち上がりは好きですし、1bitのきめ細かさも相まって、もう少し評価されても良かったのではないかと思える機種でした。
 去年無線でオーディオ機器に音を送る、PC用機器のことについて色々書いた。で、ちらほら分かったことがあるので書いてみる。
 GW-AP54DBはいいとこどりだと思っていたけど、「ソフトウェア処理」というのがどうも曲者のようだ。ソフトウェア処理のため、異常に処理が重いという事例をみた。ムービー再生とかすると、音が遅れて出てくるらしい。これを裏付けるものとしてAirMacExpress関連の話題もある。
 有料だが、AirMacExpressにiTunes以外から音を送れるソフトがあるようだ。しかし、これも音楽再生以外は推奨されていない。ソフトウェア処理のため、やはり重いようなのである。どうも現状ではソフトウェア処理で音を送るには、かなりの負荷がかかるようである。
 そう考えると確かにUWL-1はハードウェア処理のため、音が遅れるといったことはない。しかし、最近スピーカーを変えたせいか、どうにも物足りなく感じるようになってしまった。同じソースでも音がスカスカに聞こえるのである。アンプのデジタル入力のせいなのか、UWL-1に問題があるのかはまだ分からないが…。普段はCDプレーヤーからアナログ入力しているので、UWL-1からデジタル入力につないだ場合では経路が違うことは違う。UWL-1はアナログ出力もできるけど、もっとダメになるのは目に見えてるしな〜。あとはDACにつないでみるしかないのか、うむむ。
 なんかRATOCから妙にPC系音楽機器が出てくるようだ。UWL-1と同じ方式のやつとか、それのヘッドフォンタイプとか。その他にもラインアップが控えているようだ。なぜにRATOCという気もするが、選択枝が増えたのはいいことか。しかしこいつも2.4GHz帯なんだよな。一応他の無線機器との混信はないらしいが、はてさて。
 先週の連休にマックスオーディオさん主催のオーディオフェアに行ってみたり。今まで、こんなのに行ったことがなかったのに(笑)
 興味をもつと、いろんな機器を眺めるだけでも楽しかったり。個人的にはもう少し試聴ができたら良かったと思った。買う気は更々なかったので、スピーカー繋いでくれとも言いにくかった(笑)
 まぁそれでも普段とは違う構成のものを聞けたのは良かった。デジタルアンプしか聞いたことがなかったけれど、アナログアンプの音も聞けて違いも感じた。個人的にはデジタルアンプの方が好みですな。デジタルアンプは何種類か聞いたけれど、全体的に音がストレートに出てくる感じだ。対してアナログアンプの場合、間に何か挟んでいるような印象を受ける。まぁあくまで個人的に感じたこと、ってことで。
 しかし、オーディオってなんとも言えないものがある。というのも基本的に聞かないと分からないのに、その組み合わせは無限ともいえるほどあり、とても全部比較なんてできない。いろんなところに聞きに行っても限界があり、結局はその中で気に入ったものを選ぶことになる。あとは自分の主観で全てが決まる。人の批評もある程度には参考になるものの、結局は自分の好みかどうかが全てだ。まさしく「趣味」の世界とつくづく感じた。
 少し気になっていた、吉田苑さんのCR-D1 SEを聞いてみました。
 …なにこれ、凄。見た目は極々普通のミニコンのユニットなのですが、鳴らす音はそこらのオーディオアンプ顔負け。この価格帯なら文句無く一押しなのではないでしょうか。私感では、そこいらの中途半端なものを買うくらいなら、断然こちらをおすすめします。オーディオの世界はまさにピンキリなのですが、とりあえず買うときはこれを買っておけば後悔はしない気がします。更に興味が出てきたら、グレードアップを考えてもいいわけですしね。ホント、これに関しては見た目で判断するとイタイ目に合うと思いました。まぁオーディオは趣味の世界なので、見た目が大事なのも分かるのですけどね。
 ちなみにUWL-1は購入してみました。早速取り付け。USB発信機はXPだと挿すだけで認識され、ドライバすら入れずに作業終了。なんだか簡単すぎて拍子抜け(笑)ケーブルも二種類同梱されており、これだけでも問題はありません。まぁケーブルに関してはむしろ無くして、コストを下げてもらった方がありがたかったですが。
 で使っていると、時々音が途切れてしまいます。…うむむ、無線LANの影響なのかな?現在使っている11gを11aに切り替えることに。この二つ、通信速度も大差ないし。そして、しばらく鳴らしてみると別に途切れませんでした。11gと干渉するのか〜。用途を考えればUWL-1こそ5GHz帯向きだと思うのですが、そこはONKYOクオリティか2.4GHz帯を選択しています。まぁ両方のチャンネルを色々いじくれば、干渉しなくなるのかも知れませんが、面倒くさかったので今回は無線LANを5GHz帯に変更して、問題を解決しました。
 で、音質の方ですがUWL-1から光ケーブルでアンプにつないで聞いて見ました。うーむ、ちょっと物足りないかな?普段のキレがないような感じがします。これについては、アンプのデジタル入力にも原因があるかも知れませんので、はっきりとは分からないのですが。まぁそれでもPCから出る音としては、許せる範囲ではあります。特に私はノートで使っているので、今までとは当然雲泥の差ですね。UWL-1自体、どちらかというとノートの相性がいいと思っています。デスクトップなら、普通にオーディオ環境につなげてもいいわけですしね。
 以上、CR-D1 SEとUWL-1のインプレでも書いてみました。
 このロシュツスキーには夢がある。DYNAUDIOを買うという夢が。

 …やばい、やばいよ〜。アンプ買っちまいそうだ。

なんとなくUWL-1

2006年7月27日 音楽
 先日AirMac Expressのことを書いたけれど、オンキョーからも似たようなコンセプトの製品がでているみたいだ。確かにオンキョーはオーディオメーカーでなおかつPC用サウンドカードも出している。この発想の製品は、出して当然かも知れない。
 「UWL-1」だけど発想は似ているものの、仕様は多少異なる。AirMac Expressは既存の無線LANにのっけて使う形になるけれど、UWL-1の方はオーディオ機器と1対1でつなげて使う。PCにUSBの発信機をつけて受信機側に飛ばす仕様になっている。
 メリットとしては、UWL-1の方はデバイスとして認識される(はず)ので、アプリケーションに制限がないことがある。iTunes以外でも使えるのはやはり便利だ。
 デメリットとしては、1対1でつなげて使うため、PCが複数台あるときにはUSB発信機を付け替える必要があるということだ。AirMac ExpressはLANにのっかっているため、どのPCからでも出力は可能だ。
 あとは評判なのだが、通信関係のトラブルがちらほら上がっている。既存の無線LANとかちあったり、通信が途切れやすい等の報告がある。無線LANとかち合うのは設定でなんとかなりそうだけど、通信の途切れというのは少し気になる。こればかりは買わないと分からないよな〜・・・。
 あとはデジタル出力の品質か。これはどこにも報告がないように見える。アナログはどうせAirMac Expressに毛が生えた程度と思われるので、デジタル出力の品質は気になるところだ。
 AirMac Expressとどちらが良いか、悩む製品だが個人的にはこちらに少し気持ちが傾いている。吉田苑さんのCR-D1 SEとの組み合わせはなかなかそそるものがある。あいにく既にCDプレイヤーとアンプを買っているためCR-D1 SEにまで手がでないけど、まだ買っていなかったら買っていたような気がする。

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