最近はどのゲームメーカーも保守的になりがちですが、昔は結構意欲作も出ていました。そんななかで最近ふと思い出した一本でも。
 リーディングカンパニーとは光栄(コーエーでなく光栄)が出したビジネスシミュレーションゲームの中の一作です。トップマネジメント、リーディングカンパニー、エアーマネジメントの三作が作られたようです(このうちエアーマネジメントのみ続編が作られている)。
 なぜ最近になってリーディングカンパニーを思い出したかと言うと、次世代DVD戦争が始まってきたから。共倒れになるかもとか色々言われていますが、マスコミも言っているとおり過去に似たような争いがありました。ビデオのVHS・βの争いです。リーディングカンパニーはこのビデオ戦争を舞台に作られています。
 シナリオ1ではプレイヤーはPONY・VECTOR・NATIONAC・TOSHIMAのどれかの企業の社長となりビデオ戦争の勝者になることが目的となります。さすがに偽名ですがあとで名前を変えることも可能です。
 このゲーム、ターゲットは比較的大人なのでしょうが子供でも十分楽しむことができます。しかし、これ子供がやるとこれでもかというくらい企業イメージが刷り込まれます(笑)一言で言えば「TOSHIMAなんてダメ企業だよNe!」なんて会話で出るくらい(笑)
 プレイできるのは上記の4社ですが、その他にも奴隷パートナー企業としてほとんどの日本メーカーが出てくる充実ぶり。ゲームではこのパートナー企業の優劣も重要な要素です。Nationacのみ初期パートナーがいないのですが、一社はすぐに従わせる組むことができます。その会社はFUKAI!なんというかすごいネーミングです(笑)パートナーも重要なこのゲーム、天下のNationacもこのゲームでは雑魚なのでしょうか?い や !このFUKAI、初期パートナーのとしての実力はトップです。Nationac自体もトップクラスのため、シナリオ1ではPONYやVectorを差し置いて最強企業となっています。
 ちなみにPONY自体は実力はあるのですが、パートナーになっているAIDAが初期ではありがたくないため、イマイチです。VectorはVector自体はTOSHIMAと争うレベルですが、初期パートナーのHITASHIがなかなか優秀で、更に最強MITSUMISHI(名前はちょっと自信ない)が割とすぐに加わるため2番手となっています。シナリオ1は同レベルのプレイヤーがプレイする限りNationacが勝つってところがすでにすごいIFですが(笑)
 ちなみにシナリオ2以降は史実通りVectorが強いです。最初からMITSUMISHIがいるのはある意味反則。PONYはZANYOなんて雑魚イマイチなメーカーが加わってるだけだし(笑)
 このゲームなかなか良くできていると思いますが、やればやるほど間違った知識を植え付けられそうです(笑)
「FUKAIがいるのに負けるなんてNationacって社長が無(ryだったんじゃないの?」
「βの敗因はパートナーが使えないからだよNe!」
「TOSHIMA?プッ」
 やれば他にもいろいろシュールな面が見えてくる本作、昔はこんな意欲作もでていたと懐かしくなってきてしまいました。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索