日本でも電子書籍は見ることができる端末も増え、電子書籍を扱う業者も増えました。とはいえ、それほど盛り上がっている感じではありません。
少なくともアマゾンで裁断機が文具の売上一位にくることがあるくらいには、自炊需要はあるようです。となると、供給側にも問題がありそうです。
供給側の問題としてまず大きいのは、やはり品揃えでしょうか。色々な問題があるようですが、まず見たい本が無いことには話になりません。
第二に価格。出版社側としては、紙と電子の売り上げの総数が変わらないのであれば、電子の価格をあまり下げるわけにはいかないというのは分かります。とはいえ、現状電子書籍は貸すことも売ることも出来ず、明らかに紙よりユーザーの利便性が劣ります。こんな状態で紙と大差無い価格設定をされたら、買わないのはある意味当然です。
第三は先ほど言った、利便性。DRMがある以上、使い勝手はかなり悪いです。
昨年、自炊の森等の業者が問題になりました。この商売自体は個人的には確かにグレーゾーンだとは思います。ただ、貯まった本を電子にして整理したいという欲求は私にも良く分かります。今までは捨てるか売るしか無かったのですが、電子にすれば全く場所をとらずに保管できます。本を裁断するというと印象が悪いようですが、実際は捨てるところを保管すると考えたらむしろ、本が好きだからこそでしょう。
出版社サイドは自炊代行業者を潰すことだけに必死で、自炊ユーザーを取り込もうとはまるで考えていないように感じます。具体的にどうするかと言えば、今売ってないような本を低価格、DRM無しで販売すること。まぁ今著作権問題等難しい問題がまだクリアされていないようなので、まだそこまでの段階では無いのでしょうが、こういった動きはまるで無いように見えます。
自炊ユーザーも自分が持っている本が電子書籍で低価格であるならば、わざわざ自炊はしないと思います。買った方が余程早いので。
違うアプローチをしている方が、赤松健氏。こちらは絶版本を無料で提供し、そのPDFファイルに広告をのせるという、ビジネスモデルをされているようです。まぁただ、元々売れていた漫画はまだしも、売れてなかった漫画についてはほぼ収入にならないと、以前の対談でコメントされてました。
赤松健氏は絶版本ということで、出版社との折り合いをつけたようですが、現状この出版社と作者の間の著作権の問題が結構大きな問題とのことです。
つい最近の話題として、ハリー・ポッターシリーズの作者の方は、自分のサイトで電子書籍を売り出したそうです。作者のJ・K・ローリング氏は電子書籍の権利を頑として譲らなかったそうで、自分のサイトで発売することになったようです。まぁもちろん自分のサイトで販売なんていう技は、ベストセラー作家ならではのものでしょう。
以前アマゾンと日本の出版社の契約交渉に関して
http://blogos.com/article/23880/
このような、記事で出ました。そのうちのアマゾンの要求として
「これまでの全書籍を電子化せよ」
というものがあったそうです。これ、ユーザー側としては是非ともやってもらいたいことですが、出版社側としては、大して売れていない本を苦労して電子化してどれほどの利益があるのか、と考えるかも知れません。
また続きの内容として、出版社と作者との契約問題も大きいとのことです。
これらの話を見ますと、作者が自分自身で電子化する ことが良いような気もします。電子書籍自体は紙媒体と違い、素人でも作れるものです。出版社が面倒でやらないなら、作者が自分でやってしまえば良いのではないかと。J・K・ローリング氏のように自分でサイトを立ち上げるわけにはいきませんので、後は売るところさえあればというところでしょうか。
当然といえば当然ですが、赤松健氏は違法コピーを毛嫌いするあまり、広告モデルを取った感があります。しかし、広告モデルでは無く、低価格路線の方がまだ収入としては大きくなるのでは無いかと個人的には思います。仮に50円の広告無しと無料の広告付きだと、ユーザーはどちらを選ぶかという話です。無料の方が多いにしても、広告収入は一件あたりだと雀の涙ですしね。
少なくともアマゾンで裁断機が文具の売上一位にくることがあるくらいには、自炊需要はあるようです。となると、供給側にも問題がありそうです。
供給側の問題としてまず大きいのは、やはり品揃えでしょうか。色々な問題があるようですが、まず見たい本が無いことには話になりません。
第二に価格。出版社側としては、紙と電子の売り上げの総数が変わらないのであれば、電子の価格をあまり下げるわけにはいかないというのは分かります。とはいえ、現状電子書籍は貸すことも売ることも出来ず、明らかに紙よりユーザーの利便性が劣ります。こんな状態で紙と大差無い価格設定をされたら、買わないのはある意味当然です。
第三は先ほど言った、利便性。DRMがある以上、使い勝手はかなり悪いです。
昨年、自炊の森等の業者が問題になりました。この商売自体は個人的には確かにグレーゾーンだとは思います。ただ、貯まった本を電子にして整理したいという欲求は私にも良く分かります。今までは捨てるか売るしか無かったのですが、電子にすれば全く場所をとらずに保管できます。本を裁断するというと印象が悪いようですが、実際は捨てるところを保管すると考えたらむしろ、本が好きだからこそでしょう。
出版社サイドは自炊代行業者を潰すことだけに必死で、自炊ユーザーを取り込もうとはまるで考えていないように感じます。具体的にどうするかと言えば、今売ってないような本を低価格、DRM無しで販売すること。まぁ今著作権問題等難しい問題がまだクリアされていないようなので、まだそこまでの段階では無いのでしょうが、こういった動きはまるで無いように見えます。
自炊ユーザーも自分が持っている本が電子書籍で低価格であるならば、わざわざ自炊はしないと思います。買った方が余程早いので。
違うアプローチをしている方が、赤松健氏。こちらは絶版本を無料で提供し、そのPDFファイルに広告をのせるという、ビジネスモデルをされているようです。まぁただ、元々売れていた漫画はまだしも、売れてなかった漫画についてはほぼ収入にならないと、以前の対談でコメントされてました。
赤松健氏は絶版本ということで、出版社との折り合いをつけたようですが、現状この出版社と作者の間の著作権の問題が結構大きな問題とのことです。
つい最近の話題として、ハリー・ポッターシリーズの作者の方は、自分のサイトで電子書籍を売り出したそうです。作者のJ・K・ローリング氏は電子書籍の権利を頑として譲らなかったそうで、自分のサイトで発売することになったようです。まぁもちろん自分のサイトで販売なんていう技は、ベストセラー作家ならではのものでしょう。
以前アマゾンと日本の出版社の契約交渉に関して
http://blogos.com/article/23880/
このような、記事で出ました。そのうちのアマゾンの要求として
「これまでの全書籍を電子化せよ」
というものがあったそうです。これ、ユーザー側としては是非ともやってもらいたいことですが、出版社側としては、大して売れていない本を苦労して電子化してどれほどの利益があるのか、と考えるかも知れません。
また続きの内容として、出版社と作者との契約問題も大きいとのことです。
これらの話を見ますと、作者が自分自身で電子化する ことが良いような気もします。電子書籍自体は紙媒体と違い、素人でも作れるものです。出版社が面倒でやらないなら、作者が自分でやってしまえば良いのではないかと。J・K・ローリング氏のように自分でサイトを立ち上げるわけにはいきませんので、後は売るところさえあればというところでしょうか。
当然といえば当然ですが、赤松健氏は違法コピーを毛嫌いするあまり、広告モデルを取った感があります。しかし、広告モデルでは無く、低価格路線の方がまだ収入としては大きくなるのでは無いかと個人的には思います。仮に50円の広告無しと無料の広告付きだと、ユーザーはどちらを選ぶかという話です。無料の方が多いにしても、広告収入は一件あたりだと雀の涙ですしね。
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